仮想通貨を「高配当株」化する運用術|ステーキングの魅力とは?

仮想通貨を買ってはみたものの、
結局「ただ持っているだけ」になっていませんか?

短期売買をするのは面倒だし、
かといって何か利益が生まれるわけでもないまま放置している──
そんな状況の方も多いかもしれません。

「株みたいに、仮想通貨にも配当があればいいのに…」
そう感じたこと、ありませんか?

実は、あるんです。
私はもともと米国連続高配当株投資をしていたため、仮想通貨に注目した際も次のように考えていました。

短期トレードで一喜一憂したくない(FXで懲りた)
将来性のある仮想通貨を安く買い
複利の力で増やしていく──

そう、株式投資で言えば「高配当+再投資」のスタイル。
それを仮想通貨でも似たようなことができるのです。

ステーキングで仮想通貨に”配当”を生み出す

仮想通貨の世界には、保有している通貨を預けることで報酬を得られる「ステーキング」という仕組みがあります。
これは、株式投資における「配当金」のようなもので、ただ持っているだけの通貨から収益を得られる仕組みです。

さらに、この報酬を再投資すれば、複利の力で資産を着実に増やすことも可能です。

ステーキングは、PoSProof of Stake)という仕組みに基づいて報酬が発生します。
ざっくり言えば、仮想通貨を一定期間預けることで、ネットワークへの“貢献”と見なされ、利回りが得られるというわけです。

「PoS?そんなん知らん!🫠」
安心してください。多くの取引所では、このステーキングをワンクリックで代行してくれます。もちろん、web3らしく、仕組みを理解して自分で運用することも可能です。

それでは、PoSの代表的な存在であるEthreumのコイン、ETH(イーサ)を毎月積み立てて運用すると、どれほどの効果があるのか──見てみましょう。

ステーキングによる複利運用シミュレーション

ここでは、ETHの年利が5.0%で安定していると仮定し、毎月1万円分のETHを積み立てた場合のシミュレーション結果をご紹介します。(価格変動は考慮していない)

📈 積立額:月1万円 × 20年(利回り5.0%)

出典:金融庁ウェブサイト「つみたてシミュレーション」https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/tsumitate-simulator/

20年間で、総投資額240万円が、約411万円に増加しています。この結果を見ると、時間を味方につけて資産を増やすイメージがしやすいはずです。

とはいえ注意点もあります。

🔍 DYOR(Do Your Own Research):自分で調べ、自分で判断する
株式投資はロンドン証券取引所(1801年)やニューヨーク証券取引所(1817年)が設立されてから225年もの歴史があります。一方、仮想通貨(暗号資産)は発展途上、生まれたての子鹿も同然です。日本を含め、世界で注目されているweb3の技術と言えど、これまで数多のプロジェクトが屍になってきました。技術革新のスピードが早い反面、プロジェクトの消滅や価格変動リスクも大きいため、安易な期待は禁物です。

そこで大切なのが、DYORという考え方です。

DYORとは、「他人任せにせず、自分自身で調査・判断する」という姿勢を意味します。
– ステーキングの報酬はどこから出ているのか?
– このプロジェクトは持続可能か?
– 開発チームや企業の信頼性は?
など、投資対象の本質やリスクを理解してから行動することが求められます。

次のセクションでは、実際にステーキングを始める方法と、初心者でも安心して取り組める選択肢を紹介していきます。

ステーキングへの道

難しい印象があるweb3ですが、思いのほか簡単にステーキングするところまで辿り着くことができます。
web3が好きな方はweb3よろしく、全てを自分でコントロールする人もいます。
が、管理責任の全てを自分で負う覚悟がなければお勧めしません。

ハードルを下げ、初心者でも一歩を踏み出しやすい仮想通貨の買い方と運用方法を紹介します。

どこで買って、どこで運用するか

仮想通貨を運用するには、まず「どこで買うか」、そして「どこで運用するか」の2ステップがあります。
しかし、このどこで買うかだけでも、いくつもの買い方が存在します。仮想通貨の難しさというかweb3のわかりにくさの原因の1つでしょう。

こういう面倒くさいことを抜きにし、サクッと仮想通貨を買う方法があります。

国内取引所で買う

これが一番楽です。日本円を入金し、欲しい通貨をポチッと購入。
現在、日本国内では法整備がどんどん進んでおり規制も厳しくなっています。
国内取引所は金融庁の登録を受けているため、セキュリティやサポート体制が整っています。また、日本円(JPY)が入金でき、簡単に仮想通貨を買えるというメリットがあります。

オススメはわかりやすい運用手数料体系、高い利率(APR)のBITPOINTSBI VC トレードです。

海外取引所やウォレットへの送金も行えるという点も使い勝手が良い2社になります。

運用はCEXを利用して楽をする

急に専門用語を使ってしまいましたが、CEX(Centralized Exchange)とは中央集権型取引所のことを言います。これに対し、非中央集権型取引所のことをDEX(Decentralized Exchange)と言います。
要するに、CEXとはBITPOINTやSBI VCトレードのように企業などの管理者が運営している取引所のことです。

CEXを利用すれば、CEXがステーキングをしてくれます。そう、だから楽なんです。
ですので、初めのうちはCEXを利用した運用が良いでしょう。
中でも先ほど紹介した国内CEXの2社(BITPOINTSBI VC トレード)がオススメです。

大手運用、わかりやすい料金体系、ハッキング被害の有無、安い手数料に高いAPR

そして、ステーキング対象通貨を購入し、そのまま口座に入れておけば自動でステーキングしてくれます。
何という親切設計!

国内CEXでは物足りなくなったら?

「もっと多くの銘柄に投資したい」「APR(年利)が高いサービスを使いたい」と感じたら、海外CEXのBybitを検討してみましょう。

ただし、海外CEXは以下のような注意点もあります:

  • 日本円での直接入金ができない(国内CEXで購入→送金が必要)
  • 日本語サポートがない場合がある
  • 一部のサービスは規制対象となる可能性がある

それでも、高利回りのステーキング商品や、豊富な取り扱い銘柄があり、上級者へのステップアップには最適です。

自分に合ったスタイルを選ぼう

ここまで読んで、「仮想通貨を買って、ステーキングしてみようかな」
と思い始めた方も多いのではないでしょうか?

でも、こう思いませんか?

「結局、自分はどの方法から始めるのがいいの?」
「取引所ってたくさんあるけど、どこを選べばいいの?」
「何を買えばいいか、まだ迷ってる…」

そこで、タイプ別おすすめパターンを整理しました。

✅ とにかく簡単に始めたい!安心・安全が最優先のあなたには…

  • SBI VC トレード or BITPOINT で口座開設
  • ETHやADA、XRPなどの主要通貨を購入!自動でステーキング
    → 面倒な操作なしで利回りゲット!

✅ 色んな通貨で効率よく増やしたい!次のステップに進みたいあなたには…

  • Bybit で口座を開設
  • 国内取引所からXRPなどを送金して資金移動
    → 高APRな通貨など、国内で買えない仮想通貨を購入して運用

✅ Web3を体感したい!🥷玄人向け、DEXで運用

  • MetaMaskなどのウォレット を作成
  • UniswapなどのDEXでステーキングや流動性提供に挑戦
  • リスク管理もすべて自分で
    → 自由と引き換えに、経験値も大きくアップ!

それぞれにメリット・デメリットがありますが、あなたの現在地に合った方法から始めるのが、長く続けられるコツです。

次は、実際におすすめの取引所と運用先、対象銘柄を比較表で整理したので、ご覧ください。

ステーキング対象通貨とAPRまとめ

下の表は、国内外の主要取引所で提供されているステーキング対象通貨とAPRの一覧です。
自分が興味ある通貨や、利回りの高い通貨を探す参考にしてみてください。

TickerBybitSBI VC トレードBITPOINT
ADA1.342.33.03
APT17.7*4.4
ATH5.4
ATOM17.94
ATOMS13.2
AVAX1.373.86.30
BTC2.3
DOT0.97.812.90
ETH3.02.54.03
FLR9.955.7
HBAR0.80.06
IOST12.00
MOG9.61
NEAR1.006.4
OAS5.0
RED14.99
SOL4.006.78.55
SUI1.97
SXT15
TON4.22
30(7d)
TRX12.74.50
USDC6.09
USDT6
XAR20
XDC0.85.2
XTZ0.82.7
オススメCEXの取り扱い通貨とAPR一覧(2025.05.15)

まずは一歩踏み出そう!おすすめはこの3ステップ

仮想通貨のステーキングは、難しそうに見えても「まず始めてみること」が何より大切です。
小額でもいい。自分で運用を始めてみると、自然と知識が身についてきます。

ここでは、初心者が迷わず動けるように、3ステップでの始め方をご紹介します。

✅ ステップ1:国内CEXで口座を開設しよう

まずは信頼できる国内取引所に登録し、口座を作成します。
おすすめは以下の2つ:

  • SBI VC トレード:利回りの良さとサポート体制が魅力
  • BITPOINT:ステーキング通貨の種類が豊富で使いやすい

どちらも金融庁登録済みで、スマホだけで完結できます。

✅ ステップ2:少額で仮想通貨を購入

口座ができたら、まずは少額でスタート
銘柄の分散だけでなく、時間の分散も忘れずに!

✅ ステップ3:利回りを確認してステーキング開始!

購入した通貨がステーキング対象であれば、ボタン一つで運用が始められます。
利回りや報酬のタイミングは、取引所ごとに異なるので確認してから実行しましょう。

🌱 まずはやってみることで、一歩先の世界が見えてきます。

わずかな金額でも実際に体験することで、「仮想通貨で資産を増やす」感覚がリアルになります。
「失敗しないために全部を知ってから」と慎重になるよりも、「やって学ぶ」方が圧倒的に成長が早いです。

DYOR!!