はじめに
前回はUSDTの基本・仕組み・特徴を解説しました。今回はその応用編として、海外取引所でUSDTを購入する具体的な方法に踏み込みます。
私が普段から利用している海外取引所はBybitとMEXCです。
どちらもUSDTの取り扱いが豊富で、送金や取引がスムーズ。さらに、手数料も比較的安く、初心者でも使いやすいのが特徴です。
国内取引所ではUSDTを直接購入できないため、まず国内取引所で別の暗号資産を買い、それをBybitやMEXCへ送金してUSDTに交換する流れになります。

Bybit・MEXCでUSDTを保有するまでの流れ
まずはBITPOINTまたはSBI VCトレードで口座を開設します。どちらも金融庁に登録済みの国内取引所であり、SBIが運営している企業なので、安心して利用できます。私もこの2つを日頃から利用しています。
特におすすめはBITPOINTです。未開設の方はぜひこちらから開設してみましょう!
BITPOINTまたはSBI VCトレードで日本円を入金し、XRP(リップル)またはXLM(ステラルーメン)を購入します。これら2つをお勧めする理由は送金手数料が安いこと、取引量が多いこと、送金が速いことです。送金するたびに手数料が取られるのは避けるべきです!
Crypto Stake Naviでもこの2つを取り上げていますので、ぜひご一読ください!


さて、ここで2025年9月時点の各種手数料を確認しておきましょう。
| 各種手数料 | BITPOINT | SBI VCトレード |
|---|---|---|
| 日本円入金手数料 | 無料(銀行振込の場合の手数料は自己負担) | 無料 |
| 取引手数料 | 無料 | 無料(販売所) |
| 出金手数料 (Bybit、MEXCに送金時発生) | 無料 | 無料 |
手数料は変動する場合があるため、必ず最新情報を公式サイトで確認してください。
BITPOINT:https://www.bitpoint.co.jp/service/cost/
SBI VCトレード:https://www.sbivc.co.jp/services/fee
購入したXRPまたはXLMを、BybitまたはMEXCのウォレットに送金します。
送金時にかかるコスト
- 国内取引所の送金手数料:SBI VCトレード・BITPOINTともに無料
- ネットワーク手数料(ガス代):
- XRP → 0.00001 XRP(約0.001円未満)
- XLM → 0.00001 XLM(約0.0001円未満)
つまり実質「ほぼ無料」で送金できます。
BTCやETHだと数百円〜数千円かかることもあるので、XRPやXLMが選ばれる理由はここにあります。
注意点:GOX(ゴックス)に気をつける
「GOX(ゴックス)」とは、送金ミスで資産を失ってしまうことを指す言葉です。面倒でも絶対にやってください。ミスは自己責任となり誰も補償してくれません。それがWeb3です。送金時には以下を必ずチェックしましょう。
- 送金アドレスを間違えない(目を皿にして確認せよ!)
- タグやメモが必要な場合は必ず入力する
- 少額テスト送金をしてから本送金を行う(面倒くさがったら終了!セキュリティ面でも要確認)
ネットワークの混雑度合いにもよりますが数分もすれば着金します。この時間がとてもドキドキします。GOXしてたらどうしようという不安との戦いです。
無事に送金が完了したら、BybitやMEXCの取引画面でUSDTにスワップ(両替、交換)します。自身のウォレット画面から遷移できるかと思います。例として、Bybitの画面を示します。

XRPまたはXLMが無事着金すると、該当の資産が増加します。(例は0)
確認できたら、3点メニュー(・・・)にある資産交換をクリック。すると、次の資産交換の画面に遷移します。

この画面右側にある振替先をUSDTに設定し、「見積価格を確認する」をクリックすればUSDTを手に入れることができます。
まとめ
- BITPOINTまたはSBI VCトレードでXRPやXLMを購入
- BybitやMEXCに送金(ガス代はほぼ無料)
- 送金した通貨をUSDTに交換
この流れが、日本からUSDTを購入する最も一般的で効率的な方法です。
⚠️ 送金・取引手数料は常に変動するため、必ずご自身で最新情報を確認してください。
👉 次回は、手に入れたUSDTを「どう運用するか」について解説します。
BybitやMEXCでのステーキングや、利回りの実例を取り上げていきます。
DYOR!!